Awakening
長い眠りから目覚めたとき、
私は柔らかな光の中に居た。
朝露をまとった花々が揺れ、
遠くでは動物たちが遊んでいる。
そこはどこまでも続く草原だった。
ふとあたりを見渡すと
色とりどりの光が舞っていた。
ブルー、ピンク、グリーン、ホワイト、ブラック__
五人の妖精たちだった。
妖精たちは楽しそうに笑いながら、
くるくると飛び回る。
その姿を見ているだけで、
胸の奥が少しずつあたたかくなっていく。
忘れていたはずのときめきが、
ひとつ、またひとつと目を覚ます。
まるで、
「待っていたよ」と言うように。
その瞬間、私は気付いた。
夢から覚めたのではなく、
今まで眠っていた心が、
ようやく目を覚ましたのだと。
わたしだけの、妖精たち。
もう、寂しくない。